キャリアデザイン
社員インタビュー
INTERVIEW
グルグル回って
見つけた“天職”
採用・教育に携わる。
葛藤の日々から
前職は大手通信会社の代理店担当。営業として数字を追い続ける日々でした。
けれど、思うように動けない。古い体質、変化を嫌う社風──自分の「こうしたい」は誰にも届かない。ものすごく大きなストレスでしたし、仕事が面白くないなと感じていました。
当時、30歳を超えていたので、大手からの転職は大きな決断ではありました。けれど、先の人生を考えたとき、もう少し“人の心が通う仕事”をしたいと思えたんです。
あの経験がなければ今の自分はいませんし、自分の心に素直に一歩を踏み出してよかったと思っています。
前職の経験から人のことを考える「人事」には興味があり、あるとき社長に「人事をやってみたい」と伝えたんです。すると、そこから4年間、営業・技術・顧客対応と、あらゆる現場をグルグルと経験することに。
人事をやるなら、現場のことを知ってないと、という社長の想いがあったようです。
その後、念願かなって人事へ異動。従業員一人ひとりが、どんな環境で、どんな仲間となら輝けるのかを考えるようになり、“人のこと”が自分の中心になっていきました。
営業時代は「どう数字を作るか」ばかりを見ていたのに、今は「どう人が育つか」を考えている。
この変化こそ、自分が働く意味を見つけた証だと思っています。
実は、何度も「もう辞めよう」と思ったことがあります。
でもそのたびに、社長や会長が不思議なくらい絶妙なタイミングで声をかけてくれたんです。まさに“勘ピューター”だなと笑いましたが、あの感覚に毎回救われました。
そこから学んだのは、調子の悪いときほど“構えさせてはいけない”ということ。だからこそ、常に「暇」と言い続けるようになりました。そう言っていれば、悩んでいる誰かが相談しやすくなると思うんです。人事って、話しかけられてこそ意味のある仕事なので。
これからの目標は「人事本部」を立ち上げること。
人に関するすべてを一手に担い、より“人が動く力”を組織に生み出したいと思っています。